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ムダ毛の基礎知識

『ムダ毛』毛は、女性にとっては天敵。処理に悩まされる方も少なくありません。私達の体に生えている「毛」は約100万~150万本ともいわれています。では、そんな「毛」のことを皆さんちゃんと理解されていますか? 意外と知られていない「毛」のメカニズムなど基礎知識を知り、正しい『ムダ毛』処理を行いましょう。

毛の構造を知ろう

毛の構造

毛幹…
毛は表皮から上の部分
毛根…
表皮より下の部分
毛球…
毛根部の一番下のふくらんだ部分
この先端部にある「毛乳頭」が毛細血管から栄養を取り込み、毛を成長させます。

毛乳頭の毛母部分が毛髪の発生や成長を司っているため、「毛母細胞」がある限り、毛は生えてきます。

毛の成長サイクルを知ろう

毛の成長サイクル

毛の役割について知ろう

保護機能

毛は、物理的な接触から皮膚を保護する役割があります。
頭や生殖器周辺など大切な部分や、ワキの下など摩擦が多い部分に多く生えているのはこの為です。

 

保温・断熱機能

毛は、寒さから身を守るという「保温機能」や、逆に直接皮膚に熱が届かないようにする「断熱機能」があります。例えば髪の毛を短くすると涼しく感じられますし、夏場は直射日光のもとでの頭皮の温度上昇を防いでくれます。

     

知覚機能

皮膚には感覚器官としての機能がありますが、体毛は微妙な変化を感じ取るのに重要な役割を果たしています。毛根部分周辺の神経は、ごくわずかな力や振動を感知するセンサーの役目をしていると言われています。

 

紫外線防止機能

毛には紫外線をカットする役割があります。
(人間の場合、体中にびっしりと毛が生えているわけではないので、他の紫外線対策のほうが効果的と言えます。)

「ムダ毛」について知ろう

ムダ毛は人類進化の産物?! 存在価値を失った毛

現代人の生活において温度調整や皮膚の保護の役割は、暖房や冷房、洋服、家など様々なものがあります。
遥か昔には、このような外的障害から守る為に必要とされてきた毛は、人類の進化による生活環境の変化によって徐々に必要性が低下してきました。
そして、保護する必要性が無くなった毛は、同時に存在価値も失い、いつの日か『ムダ毛』と呼ばれるようになったのです。